鍼灸治療とは

東洋医学には、自然界にあるものすべてを対立する二つの要素、陰と陽に分ける陰陽論という理論があります。
人体も同じで、例えば、五臓六腑の五臟 （肝　心　脾　肺　腎） は陰に属しますが、五臓を働かせるエネルギーである「気」は、陽に属します。

このように陰と陽は対立しながらもお互いを助け合っていて、どちらか一方だけでは生命を維持することができません。

人間は、生まれ持った体質が強い人、弱い人、いろいろ個性がありますが、陰陽のバランスが取れていれば健康でいられると考えられています。
強い人は強いなりに、弱い人は弱いなりにバランスが取れていれば良いのです。
そしてストレスや加齢、不摂生などでバランスが崩れたときに、人は体調不良や病気になるとされています。

鍼灸治療は、崩れてしまった陰陽のバランスを整えることによって、病気や不調を改善するものです。
また近年の鍼灸治療は、西洋医学的な理論を取り入れ、特定の筋肉や神経を狙ってはりを刺し、コリや痛みを緩和するという手法が主流になっています。

鍼灸サロン百会では、東洋医学の基本を抑えつつ、現代医学的な治療も取り入れ、患者様の健康増進のため日々精進してまいります。